2015-03-10
【4月セミナー】中小企業とLGBT〜支援ではない、「当たり前」化、LGBT
▼講演内容 人口の5.2%存在するといわれるLGBT(2012年、電通総研調べ)。LGBTとは、L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)のセクシャルマイノリティを総称したもので、いまや同性間パートナーは、欧米先進国を中心に、異性間パートナーと同じ法的権利を与えられるのが当然となっています。ところが日本ではLGBTのごく一部にすぎない性同一性障害にのみ法的に対応、その他LGBTは黙殺というのが現状であり、一般社会においても、いまだ差別的感覚や表現が多くみられるLGBT後進国となってしまいました。 翻って中小企業経営からLGBTを見ると、LGBT当事者の消費市場は国内だけで6兆円(旅行、通販、広告、鉄道等各業界規模と同等)といわれており、また、人材としても才能あふれるLGBT当事者の潜在的な能力を経済界がまったく活かせていないというのが現状です。 2015年、井上会計はLGBTにかんする従来の「脱差別、反差別」という取り組みにアンチテーゼを呈し、労働者の7割が雇用される中小企業にたいし、積極的にLGBT対応を促す活動を開始いたします。井上会計経営支援セミナー新シリーズとなる今回は、LGBTと日本社会をめぐる諸問題について総括し、今後の展望についてはパネルディスカッションで明らかにしていきます。 ▼講師・パネリスト紹介 <第1部 講師> 桑木昭嗣 氏(Hearty Cafe代表) (くわき・あきつぐ)1996年から2013年に開催された、日本におけるゲイ・パレードの草分け的存在である「レインボーマーチ札幌」の牽引役として、今も札幌のLGBTシーンを牽引する「顔」的存在。ナイトシーン中心のLGBT当事者がデイシーンにも向かえるような地域・人・経済の取り組みを模索しながら、数多くの相談に自ら対応している。 <第2部 パネルディスカッション特別パネリスト> 奥山倫行 氏(アンビシャス総合法律事務所 弁護士) (おくやま・のりゆき)司法試験合格後、2002年より大手渉外事務所であるTMI総合法律事務所勤務を経て2007年にアンビシャス総合法律事務所を設立、企業法務を中心としたリーガルサポートを行っている。 著書「弁護士奥山倫行のロック裁判所」、「弁護士に学ぶ!交渉のゴールデンルール」、「弁護士に学ぶ!クレーム対応のゴールデンルール」ほか多数。 <第2部 パネルディスカッション ファシリテーター> 浅利圭一郎 氏(記者・編集者) ブログ (あさり・けいいちろう)新聞社、ラジオ局、出版社勤務を経て2007年からフリーに。1票の格差、発達障害やメンタルに関わる諸事象、LGBTとセクシャリティーといった社会的テーマのほか、人物インタビューやマチの話題について、媒体をとわず企画編集、取材執筆を担当。 著書「決めごとのきまりゴト〜1人1票からはじめる民主主義」ほか雑誌等担当記事多数。 ▼開催要項 日 時:平成27年4月21日(火) 13:30〜16:00 会 場:札幌コンベンションセンター 参加費用:無 料(先着100名様)